2009年03月31日
平成21年度 掛川社会事業会 事業計画書
平成21年度 社会福祉法人掛川社会福祉事業会
事業計画
アメリカのサブプライム問題に端を発した経済を取巻く環境は、円安、株価急落、自動車産業をはじめとする製造業の業績不振に見舞われ日本経済はダッチロール現象となっております。これは1973(S48)年の第一次油石ショック、はたまた1929年の世界恐慌以来とも言われる、日本経済・生活環境等先行き不透明な状況下であります。
このような中、介護保険制度関連では、過去の2度にわたるマイナス改定のあおりを受け経営が厳しく、全国的に介護従事者の離職率が高く、人材確保が困難な状況となり、政府は介護従事者の人材確保のための処遇改善を行うことを趣旨に緊急特別対策として、平成21年4月から適用となる介護報酬の改定が行なわれました。この改定により、当法人では約870万円の増額が見込まれておりますが、通所介護事業所並びに訪問介護事業におきまして3年連続して利用者数減により収支差額が減少し、介護保険事業を取巻く経営環境は依然として厳しい状況であります。
このことから、継続性ある事業運営を行なってために、平成20年度から進めております増床計画を本年度も引き続き所期の目的を達成するよう事業推進に努めてまいります。
又、明るく・魅力ある職場づくりをし、労働市場から選ばれる法人を目指すために、職員の生活保障を第一に考え、モチベーションある職員・職場の活性化を促す、人事管理システムの取組みも本年度2年目を向かえ、①給与規程の見直し②人事考課制度の試行を実施し、利用者・家族・地域から信頼される職員像の確立が図られるよう併せて事業推進に努めてまいります。
行政からの受託事業でありますが、養護老人ホームききょう荘の管理運営業務と
本年度も、厳しい経営環境ではありますが、少数精鋭の職員体制で乗り切っていかなければならないと考えておりますので、理事並びに評議員の皆様方のご指導ご協力を賜りますようお願い申し上げます。