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2010年06月15日

平成22年度 事業計画書

平成22年度 社会福祉法人掛川社会福祉事業会 事業計画書

 

昨年度厚生労働省は、介護職員の給与等処遇改善を行うことを目的とする「介護報酬の3%アップの改定」及び同年秋には介護報酬の3%アップでも改善されていない状況を鑑み、「介護職員処遇改善交付金制度(3年間の時限立法)」の追加措置が行なわれ、一定の介護職員の処遇改善の解消は図られたものと思われますが、この制度の継続性を願うものであります。

ところで、当法人開設25年をひと括りとした場合、26年目を迎える本年度は、「特養の増床事業」、職員の人材育成のための「新人事管理制度=給与規程・人事考課の始動」、給食業務委託業者が「日清医療食品⇒東洋食品へと移行」等新たな事業が本格稼動することから、第一次の改革スタート年と位置付けております。

 特別養護老人ホーム増床事業については、平成25年度4月オープンに向け、増築部分について県・市の助成を受け平成23年度着手同年度完成、既設の改修部分についても市の助成を受け平成24年度着手完成と初期の計画通り順調に推移しております。本年度の事業は、①土地の取得②県助成受けるための概要調書の提出・協議(6月)③基本設計作成④実施設計作成⑤工事施工中の利用者への介護計画書作成⑥金融機関との協議⑦役員会の開催等増改築に向け、万全な体制で23年度を迎える準備年としての業務を行って参ります。

職員の人材育成については、介護労働市場から選ばれる法人を目指し、明るく・魅力ある職場づくりと職員の生活保障を第一に考えた、モチベーションある職員・職場の活性化を促す、「人事考課制度=自己業務評価・上司の面接評価」による処遇への反映を平成23年度採用に向け、利用者・家族・地域から信頼される職員像の確立が図られるよう事業推進に努めて参ります。

 行政の指定管理者制度に基づく養護老人ホームききょう荘の管理業務は5年間(平成1822年度)の最終年度にあたり、次期の契約更新に繋げるために最善の努力を図って参ります。  

掛川市北部圏域(原泉・西郷・倉真・粟本・城北・桜木6地区)の高齢者の虐待防止・要援護者の早期発見、権利擁護、介護予防ケアマネジメント業務である掛川市北部地域包括支援センターの行政の受託事業についても昨年同様に取組んで参ります。

 介護保険事業を取巻く環境は、通所介護事業並びに訪問介護事業が4年連続して利用者数の減等経営環境は依然として厳しいものがありますが、現状に甘んじることなく利用者確保に努めて参ります。又、社会福祉法人としての公益性を重んじ、在宅介護者数が年々増加している状況下、当法人の更なる成長を念じ、高齢者介護に対する新規事業の模索と具現化に向けた計画の策定に取組んで参りますので、理事並びに評議員の皆様方のご指導ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

 

平成22年度 かけがわ苑

特別養護老人ホーム 事業計画書

 

 

事業方針

利用者の人権を軽視、侵害することなく、専門的な支援を以って、利用者に対して、安心した日常生活を保障します。第1種社会福祉事業として位置付けられている公益性を重視し、地域社会におけるセーフティーネットとしての役割のもと、優先入所判定に基づいた公正な入所手続きをはじめ、事業の透明性に重点を置き、利用者、ご家族、地域の皆様から信頼される施設経営を図って参ります。

施設整備計画については、22年度は増床改修を一層具体化していく年度であるため、設計及び業務移行に向けての諸準備を、建設準備室とともに進めて参ります。

 

事業目標

 退所者の欠員補充に対して、次期入所予定者、関係機関と連携をはかることで、次期利用者入所日までの空床期間を10日限度と定め、収入面での安定した事業活動を目指します。

利用者に対しては、各自に立案されたケアプランを、実効性のあるものとして現場に定着させ、そのプランに基づいた専門性の高いサービスを提供して参ります。また、増床改修計画に予定されている小集団ユニット型処遇について、その導入に向け、研修を実施し、具体化した処遇方法案をモデル的に試行して参ります。増床改修基本構想を基礎にした建設計画そのものについては、現場においても、職員による建設準備委員会を中心に検討をしていくものと致しますが、利用者処遇に対する職員個々の思いが反映できるよう、広く意見を収集して参ります。

施設サービスについては、その内容、質の標準化を目指すことにより、職員の経験年数に左右されない安定したサービスを保証するものと致します。併せて、職員に対しては、それぞれの役割資格に求められる職務職責を果たすことで、目標達成に向けての組織的な活動が遂行できるように意識付けて参ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平成22年度 かけがわ苑

短期入所生活介護事業所 事業計画書

 

 

事業方針

 在宅介護者の介護負担軽減をはかることで、要介護高齢者が在宅生活を継続できるよう、短期入所の利用機会を積極的に提供して参ります。短期間利用の後、再び在宅に戻る事業内容からの利用者への心理的負担を最小限に止めるよう、居室環境への配慮はもとより、特別養護老人ホーム入所者との関係作りも支援し、不安感、孤独感の解消に努めます。利用者の生活支援に当たっては、短期入所生活介護担当職員を中心として、特別養護老人ホームとの一体的運営の中で、全職員が協働で対応して参ります。

 

事業目標

短期入所専用居室4床と、特別養護老人ホーム入所者の欠員により発生する空床を最大限活用し、利用者への利用希望に便宜を図ります。そのために必要となる利用者情報の収集、居室手配等の受入準備は迅速に進め、緊急対応にも応えられるよう体制を整備して参ります。居宅介護支援事業者への居室稼働状況等の情報提供を積極的に行い、併設施設としての専用居室4床は、常時満床とすること、空床利用につきましては、利用希望とその提供可能期間の見通しとの調整にて、空床のまま放置せず、利用者の要望に対して積極的に応えることを目的に、効率的に運用致します。

利用に際しては、個別短期入所計画に基づき、利用者の個別性を重視しながらも、特別養護老人ホームとの一体的運営管理の中で、サービスの種別による差を設けることなく、同等の対応をはかって参ります。

なお、法人内居宅サービスにて予防事業への参入を導入してきた経緯を鑑み、短期入所生活介護事業についても、その必要性及び有効性を検討して参ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平成22年度 かけがわ苑

通所介護事業所・介護予防通所介護事業所 事業計画書

 

 

事業方針

介護保険が施行されて10年経過し、デイサービスは私たちが社会生活を営む中で必要不可欠なものと認知され、多くの家庭に溶け込んでおります。10年もの歳月をかけ介護サービスを受ける側、提供する側の意識は大きく変化し、利用者本位のサービス追求に余念がありません。その中、当事業所は、社会福祉法人として期待されます関係法令を遵守した誠実な事業運営を進めることで、地域住民より信頼され、より安心して利用できる施設づくりを目指して参ります。利用者には心から向き合い、デイサービスを利用することによって、ご利用者やご家族が安心して、安定した家庭生活を送られるよう支援をして参ります。また、今年度は、ご利用者様にとってサービスの選択の幅が一層拡がるよう、加算事業の推進をして参ります。

 

事業目標

 かけがわ苑通所介護事業所は、これまでの利用者処遇の実績と経験を生かして、利用者の個別性をさらに追求します。個別通所介護計画に定めた処遇目的や成果を、常に意識した実践を確実に残し、利用者や紹介を受けた居宅介護支援事業者に、信頼と安心の種を蒔き、利用実績向上という花を咲かせられるよう努めます。また、利用者の自立支援という本来目的を遂行するため、今年度は、楽しみの中から得られる機能訓練にも力を入れ、個別機能訓練加算の取得を目指し、利用者の心身機能の活性化を図ります。「デイサービスは、楽しめる場所、明るい場所、笑顔のある場所」という事業コンセプトを打ち出し、懇切丁寧かつ誠実で明るい対応を職員が心掛けて実行することで、利用者が自然に足が向く支援をして参ります。また、昨年度の経験から、予防給付利用者と介護給付利用者の共生が、お互いの存在意識を助長することを知りました。よって今年度は、一層予防給付利用者の獲得に努め、予防給付利用者と介護給付利用者が、新鮮かつ刺激的な風を送り合い、相乗効果を高めることで、活気ある施設作りを目指します。

なお、事業計画の適正実施に必要となる、介護報酬収入の安定確保については、一日あたり介護給付対象27.0人、予防給付対象3.0人利用者を見込みます。

 

 

 

 

 

 

平成22年度 かけがわ苑

訪問介護事業所 介護予防訪問介護事業所 事業計画書

 

事業方針

 介護給付訪問介護、介護予防訪問介護のいずれの事業においても、関係法令を遵守し、それぞれの目的に沿った適正な事業運営を実施致します。利用者から信頼され、喜んでいただける事業展開をしていきます。そのためにも、職員の内部研修や情報共有を密に行ない質の向上を図り、効率的な訪問サービスを提供して参ります。

 

事業目標

 個々の訪問介護計画書に則り、利用者が住み慣れている居宅、地域で、可能な限り日常生活を営むことが継続できるよう万全を尽くします。訪問件数確保目標数は、1日あたり時間換算で14時間とし、新規利用者獲得にも努めて参ります。新規利用者の獲得については、居宅や包括への定期、随時の営業活動やFAXなどを用いて、空いている曜日や時間帯のお知らせをしたり、訪問会議にて新しい策を講じ、あらゆる方法を採用し件数確保に努めるとともに、派遣依頼に対しては、訪問介護員の調整を速やかに行い、柔軟に対応して参ります。また、居宅介護支援事業所・その他の保健・医療・福祉サービスとの連携を図り、訪問介護現場からの情報提供を積極的に発信して参ります。

 

 

 

平成22年度 かけがわ苑

居宅介護支援事業所 事業計画書

 

事業方針

「利用者本位」「自立支援」を基本に、介護保険サービスを効率的に計画し、契約当事者である利用者から信頼される事業運営を目指します。介護保険法改正により、事業運営や介護支援専門員資格に係る厳格な業務管理が要求されておりますが、法令に則り、適切な対応をして参ります。

 

事業目標

介護支援専門員5名体制で、ケアプラン及び予防プランの作成、介護認定訪問調査を法令に規定された枠の中で請け負って参ります。さらに、今年度は、特定事業所加算の該当を目指し、主任介護支援専門員配置等の体制整備を進めることで、居宅介護支援事業所の専門性、公益性を高めて参ります。

 


平成22年度 掛川市北部地域包括支援センター
事業計画書

 

事業方針

 いつまでも健やかに住み慣れた地域で生活していけるよう、高齢者や家族のみなさんを

主任ケアマネジャー、保健師、社会福祉士が中心となって、介護、保健、福祉など様々な方面から総合的に支援します。

     総合相談支援

北部地域で安心して暮らせるよう、その人にとってどのような支援が必要かを把握し、 相談に応じて地域の健康づくり、サロン活動、ボランティアなど、総合的な支援につなげていきます。

     介護予防ケアマネジメント

要支援1、要支援2の人や介護が必要となるおそれのある人のケアプランを作成します。

     権利擁護、虐待早期発見・防止

高齢者の人権や財産を守るため、成年後見制度の利用支援や虐待の早期発見・防止を勧めていきます。

 

事業目標

「ひとり一人が生涯にわたって安心して暮らせる地域づくりを目指し、住み慣れた地域の中で自立した生活が送れるようにシステムを構築する。」

 

具 体 策

     北部地域の社会資源を把握する

  社会資源の実態を把握することで、初期相談時に適切に情報提供をすることができます。地域においてどのような組織があり、どのような機能や役割を果たしているか、  マップやリストとして整理します。

     構築したネットワークを継続的に活用するとともに発展させていく

相談協力員懇話会を開催し、民生委員とのネットワーク構築を図ります。顔つなぎが

できることで、見守り支援に活かしていきます。また年度途中に民生委員の改選が予定されているので、新任民生委員を対象とした懇話会を開催します。

     ケアマネジャーに対する個別支援

北部地域の事業所のケアマネジャーを対象に、定期的な勉強会や事例検討会等を開催し、

質の向上に努めます。

     (仮称)地域健康支援センター設置協議

  掛川市では地域健康支援センターを市内5カ所、平成24年度までに整備する方針です。今後、北部地域包括支援センターも地域健康支援センター内に移設される予定なので、関係機関と検討を重ねながら、総合的な在宅支援体制の整備に努めていきます。



平成22年度 ききょう荘

事業計画書

 

事業方針

新型養護老人ホームとなりまして、より個別的な処遇が求められています。そのため、障害についての専門的な知識を深め、個人の性格を見極めることを日頃の業務において行い、資質向上に努めてまいります。

また、昨年度より活動しておりますグループ行事は、各グループにおいて入所者と職員が供に計画するものであり、自らが行事を作り上げる楽しみや喜びを感じることの出来るよう取り組んで参ります。

 

事業目標

1.生活援助

(1)入所生活の充実

個々の処遇においては、入所者自身の実態把握を行い個別のニーズに応えられるよう努めます。全体の処遇においては、入所者が協力して集団生活が送れるよう、行事・作業等への参加を促します。また、クラブ活動・レクリエーション活動の充実を図り、楽しさが共有できる援助に努めます。その他、入所者の体力維持を目的とした体操等への参加を積極的に行って参ります。

(2)家族との関わり

 年中行事の一つとして家族会を開催し、入所者の生活状態・健康状態の把握をして頂き、また施設への理解を深めていただくための方策を講じます。要介護状態になられた方につきましては、状態把握をして頂いた中で介護申請についての相談を行って参ります。また、問題発生の際は、家族の協力をお願いし事態の改善に努めます。

(3)施設の社会化

 地域行事への参加を行い、また施設行事に周辺住民の参加を呼び掛け、交流を深めます。地域清掃活動として施設周辺のゴミ拾いに取り組み美化活動を行って参ります。

(4)介護保険の導入

 介護度やニーズに応じて介護サービスの利用を促し、日常生活を円滑に送れるよう支援して参ります。

 

2.健康管理

日常における健康度を把握し、活力ある生活を目指し次により実施します。

(1)嘱託医を中心として医療・健康指導を行い、部署間の連携を密にし、健康保持に万全を期します。(年1回、嘱託医の健康講演の実施)

(2)ほとんどの入所者が義歯であるため、衛生面を考慮し、歯の洗浄指導を行います。

(3)健康保持のため、特に肥満・高血圧者に対しての健康相談及び、腰痛体操などを実施します。

(4)定期的に行う健康診断と月1回以上血圧及び体重測定を行い、健康管理に努めます。また、インフルエンザ予防注射(年1回)を実施します。

(5)積極的な健康づくりとして、朝のさわやか体操・棒体操・施設周辺の散歩等を行います。

(6)感冒、インフルエンザ、O-157、ノロウイルスなどの感染予防のために手洗い・うがい・居室・トイレ等消毒液噴霧を実施します。また、時間的窓の開閉等行い室内換気に注意していきます。

(7)服薬が正しく行われているか、常に指導・確認を行います。

 

3.栄養管理

   栄養管理を十分配慮した家庭的な暖かみのある食事を提供するように努めます。

(1)四季を感じる献立、変化のある献立で、食事を楽しいものにしていくよう努めます。

(2)食材から調理に至るまで厨房の衛生的な環境づくりを徹底します。

(3)糖尿病や高血圧、嚥下困難など状態別の食事対応をします。                                    

(4)入所者の嗜好を把握し、出来る限り家庭での食事に近づけるように努めます。

(5)医務と連携し、健康状態を維持できるよう食生活指導をします。

 

4.災害対策 

   地震及び火災に備え、避難・救出訓練を毎月1回実施すると共に、災害の発生に備え機器類等の点検整備を定期的に行います。又、訓練を通じ防災意識の向上を目指して参ります。

 

 



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Posted by 笑顔のわ♪老人福祉施設かけがわ苑&ききょう荘 at 10:00│Comments(0)事業計画書
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