2017年08月14日
「離床センサーは拘束用具?」 第9回静岡県高齢者福祉研究大会で発表してまいりました!
第9回 静岡県高齢者福祉研究大会
未来へつなぐ ふじのくにの介護力
~育てよう福祉の心 広がれ人の輪~
平成29年8月4日(金)
研究発表してまいりました!
発表テーマ「離床感知センサーは拘束用具?」
~告げ口マットは人権侵害?~
かけがわ苑 身体拘束廃止委員会
沼津市 プラサ ヴェルテ
身体拘束廃止委員会 委員長 草賀一友(生活相談員)
倉本孝行(介護職員)
~発表内容~
当施設は身体拘束ゼロ再宣言を平成27年9月に再宣言し、
身体拘束にあたる具体的行為11項目は完全に排除しております。
委員会では、利用者様の快適なより良い暮らしを目指して、更に
広義の意味での身体拘束廃止にも取り組むこととしました。
そのような折、ある研修で「告げ口マットと身体拘束、これが介護事故防止?」
という情報を得ることで、離床感知センサー(以下センサーと略)の使用に
ついて研究を重ねました。その結果、委員会では、センサーは身体拘束用具と
認定し次のような仮説をたててセンサーを廃止する施設方針を発信することと
しました。
仮説
「身体拘束用具であるセンサーを外した生活環境こそ、
人権が脅かされない、安心安全なその人らしい暮らし
の実現に繋がるのではないか?」
センサーを廃止した直後は現場職員からも戸惑いや不安の声が多かったものの
次第に建設的な声が聞こえ、身体拘束の捉え方、考えた方をはじめとした
意識の変化がみられました。ご家族からも喜ばしい反応をいただきました。
ただし、今、国の方針は、生産性の向上・業務の効率化・介護負担の軽減
のために、介護ロボットの導入を促進するようになっており、ロボットや
ITC、センサーを活用する事業所には介護報酬を見直す案が出ています。
つまり、センサー利用は否定されているものではありません。
しかしながら、当施設は、そのような状況下であっても、今回の取組みの
継続に留めず、利用者様の人権を阻害する恐れのある行為について
研究を続け、意見を発信することで、利用者様に、安心できる生活を届けて
いきたいと思っています。
by:waku
未来へつなぐ ふじのくにの介護力
~育てよう福祉の心 広がれ人の輪~
平成29年8月4日(金)
研究発表してまいりました!
発表テーマ「離床感知センサーは拘束用具?」
~告げ口マットは人権侵害?~
かけがわ苑 身体拘束廃止委員会
沼津市 プラサ ヴェルテ
身体拘束廃止委員会 委員長 草賀一友(生活相談員)
倉本孝行(介護職員)
~発表内容~
当施設は身体拘束ゼロ再宣言を平成27年9月に再宣言し、
身体拘束にあたる具体的行為11項目は完全に排除しております。
委員会では、利用者様の快適なより良い暮らしを目指して、更に
広義の意味での身体拘束廃止にも取り組むこととしました。
そのような折、ある研修で「告げ口マットと身体拘束、これが介護事故防止?」
という情報を得ることで、離床感知センサー(以下センサーと略)の使用に
ついて研究を重ねました。その結果、委員会では、センサーは身体拘束用具と
認定し次のような仮説をたててセンサーを廃止する施設方針を発信することと
しました。
仮説
「身体拘束用具であるセンサーを外した生活環境こそ、
人権が脅かされない、安心安全なその人らしい暮らし
の実現に繋がるのではないか?」
センサーを廃止した直後は現場職員からも戸惑いや不安の声が多かったものの
次第に建設的な声が聞こえ、身体拘束の捉え方、考えた方をはじめとした
意識の変化がみられました。ご家族からも喜ばしい反応をいただきました。
ただし、今、国の方針は、生産性の向上・業務の効率化・介護負担の軽減
のために、介護ロボットの導入を促進するようになっており、ロボットや
ITC、センサーを活用する事業所には介護報酬を見直す案が出ています。
つまり、センサー利用は否定されているものではありません。
しかしながら、当施設は、そのような状況下であっても、今回の取組みの
継続に留めず、利用者様の人権を阻害する恐れのある行為について
研究を続け、意見を発信することで、利用者様に、安心できる生活を届けて
いきたいと思っています。
by:waku
Posted by 笑顔のわ♪老人福祉施設かけがわ苑&ききょう荘 at 09:58
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