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2010年12月24日

地域ケア会議~倉真地区懇談会~

今回は掛川市北部地域包括支援センターから倉真地区懇談会の報告をします。


日  時:平成22年11月11日(木) 19:00~21:00
場  所:倉真生涯学習センター
出席者:地区福祉協議会、民生委員、掛川市社会福祉協議会、掛川市北部地域包括支援センター、計25名

地域ケア会議~倉真地区懇談会~
あいさつ 倉真地区 染葉成也 区長会長

地区社協は立ち上がったが、活動はまだこれからの段階。倉真は高齢化率も高くなってきており、高齢者が安心して暮らしていけるために活動していきたいと感じている。先日、独居高齢者が亡くなって、翌日発見されたケースがあった。いつ・どこで起きても不思議ではない。見守り・絆を強めていく必要がある。









地域ケア会議~倉真地区懇談会~
「住み慣れた地域で安心して暮らすために」
掛川市社会福祉協議会 地域福祉部門 松浦春伸 氏

・パンフレット「小地域福祉ネットワーク活動を始めましょう」
・ビデオ(18分)平成8年水俣市:ふれあいネットワークを始めましょう!

集団支援(ふれあいサロン)はすでにやって頂いている。ふれあいサロン・老人会等人の集まる場に来られないような方の個別支援が必要となってくる。

Q.小地域福祉ネットワーク活動について
A.私たちが暮らす地域の中で、高齢や障害者のお宅などを、近隣住民やボランティアが見守り、必要な支援を行っていくことによって、安心して暮らす事のできる地域を作ることを目的として行われる活動。

Q.どんな方が対象となってくるの?
A.1人暮らしや高齢者世帯、障害を持たれた方等、近所で見ていて「少し心配だな」と思われる方全てが対象となります。
例:老老介護・閉じこもり・日中独居・インスタント生活・身体が動かなくなる・ゴミ屋敷等まずは声かけが重要。
発展してきたら、話し相手、外出支援・ゴミ出し・読み聞かせ・重い物を運ぶ・高い所の作業(電球の交換等)

小地域福祉ネットワーク関係図の説明
地域で支える関係者が対象者に声かけを行い、気になる場合(足をひきずっている等)、関係機関・専門機関(市・地域包括支援センター・社会福祉協議会等)につないでいくネットワークを構築していきたい。
ビデオでもあった通り、誰のためでなく、自分達がその立場になった時に困らないようにということで捉えて頂き、検討してもらいたい。



地域ケア会議~倉真地区懇談会~
「人口の推移・高齢化率等の説明」
掛川市北部地域包括支援センター 鈴木由佳 保健師

今後総人口は増えていくことはない中、子供が減り、高齢者が増えていく。支える労働者人口も減るということになる。75歳以上の方が体力の衰えを感じ、介護予防教室に参加されたり、介護保険の申請が増える。独り暮らし・高齢者世帯も増加している。介護保険では支えきれない所を親族・地域が補っていかざるを得ないことが予想される。






意見交換「住み慣れた地域で安心して暮らすために」

どんなことが不安ですか?
・通院が困る。
・バスの本数が少ない。バス停まで行くことが大変。生活に影響がある。赤字路線かもしれないが、住民の生活を考慮してほしい。
・気力がなくなってしまう。
・食事(インスタントが増えてしまう)・購入が大変。
・ゴミ出し。
・安否確認してくれる人がいない。
・認知症になった時の自身の行動(他に迷惑をかけた場合)
・離れた家族に介護してもらうのは限界がある。
・食事や排泄等全てにおいて不安。
・物忘れから家事が心配。
・自分達の年代は付き合いもありある程度の見守り・援助ができていると思うが、自分達が80代になった場合、やってもらえないと思う。

不安に対してどのようなことをしますか?
・親族・近所の方に依頼する。
・介護保険を利用していく。

近所・地域にどのようなことを望みますか?
・民生委員さんだけでは地域の見守りは困難である為、地域で対応していかなくてはならないと感じてる。
・助け合える気軽な近所付き合いが望ましい。
・福祉バスの運用(買い物・通院)
・近所には頼みにくい。
地域ケア会議~倉真地区懇談会~

今後どのようなことができますか?
・見守り活動の重要を感じたので、まずは2・3人から始めたい。
・お互いさまのネット作りをしていきたい。
・買い物やグランドゴルフの送迎をしている。
・気軽にSOSを発信できる環境を作りたい。
・組の常会などを情報共有できる場としたい。
・専門機関につながるようなシステムをはっきりさせたい。
・運転手を登録し、センター事務所で利用者から連絡を受け、調整し、送迎車を手配できるシステムがあるとよい。
・介護が必要とならないような努力。
・自分の家でも困ったことを隠さず、組・地域で検討、助け合えると良い。

その他
・現在市で行っている配食サービスは制約が多いので、気軽に・誰でも使えるとよい。
・地域の食材を使ったレストランをやろうという話があったが、初期投資に費用がかかりすぎるため断念した。
・結婚し若い人が出ていき、週に1・2度来ている家がある。
・水車酒店では注文すると配達してくれていて、助かっている。行商が週に1日来ている。今後もこういった社会資源が必要だし、地区として移動販売なんかできたら良いと思う。
・倉真の場合ある程度、隣付き合いもできているので、今の所、特別問題視されていなかったが、今後を考えると不安。
・精神疾患があり、見守りができないケースもあり、病気の理解も必要。
・春野町ではボランティアでマイクロバスを運行し、お猿の駕籠屋を流し走っている。音楽を聞き、利用者も多いので参考にしたい。
・水俣市のやり方が必ずしも合うとは限らないので検討が必要。
・倉真小学校がなくなるようなことがあれば大変なこと。心配。


地域ケア会議~倉真地区懇談会~
総括 掛川市社会福祉協議会 地域コーディネーター 伊藤 博 氏

市内全域における高齢者の見守りネットワーク構築を進めている。「気づき」が大事であり、気づいてあげられるような良好な関係が望ましい。まずは既存のシステム・日頃からの活動が倉真には沢山あるので、更に強めてもらえれば、より住みよい地域になっていく。テーマの通り「住み慣れた地域で安心して暮らすために」なるよう、地域の方と一緒になって、今後とも社会福祉協議会・地域包括支援センターで協力していきたい。




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Posted by 笑顔のわ♪老人福祉施設かけがわ苑&ききょう荘 at 17:45│Comments(0)ネットワーク社会資源
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