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2009年02月17日

担当地域ケア会議~認知症の方を取り巻く現状と課題~

1月23日(金曜日)かけがわ苑地域交流室にて、掛川市北部・担当地域ケア会議が開催されました。この会議は市内各地域包括支援センターが生活圏域内の連携を強化し、地域ケアネットワークを構築することを目的としています。
今回のテーマは「認知症」です。

担当地域ケア会議~認知症の方を取り巻く現状と課題~
主催者あいさつ 溝口センター長

担当地域ケア会議~認知症の方を取り巻く現状と課題~担当地域ケア会議~認知症の方を取り巻く現状と課題~
参加者紹介
地区社会福祉協議会会長 学習センター長 学習センター福祉部長 民生委員   
ケアマネジャー 掛川市社会福祉協議会 キャラバンメイト 市立病院地域連携室      
掛川市役所高齢者支援課 掛川市北部地域包括支援センター 計17名

担当地域ケア会議~認知症の方を取り巻く現状と課題~
事例紹介
1月27日にテレビ放送された「ある日突然…家族が認知症になった
密着365日!若年性アルツハイマー病とたたかう」を使用しました。

キャラバンメイトの久田さんです。掛川市のメイトは7人。今までに配食サービスのスタッフ、市立病院の介助員、民生委員を対象とする講習会でお話されたそうです。  
        





参加者の意見
認知症状のある方がゲートボールに参加するとルールが理解できないことから排除される傾向がある。地域のサロンで認知症状のある参加者に対して、他の参加者が攻撃的になる。家族は元気だった時のイメージがあるので、認知症状による本人の変化を受容することが難しい。民生委員が訪問することに抵抗感を持つ人もいる。家族が認知症になったことを隠しておきたい、福祉の世話になりたくないと思う住民も多い。サービスを活用しながら、家族で抱え込まず、周囲に協力を依頼することが大切。(民生委員

高齢者はゲートボールや老人会の旅行を楽しみにしている。しかし、その場に認知症の方が加わることで、場がしらけて楽しくないものになってしまう現実がある。認知症の方でも地域で明るく楽しく生きることができるように支援すべき。早く気付くことで適切な治療・サービスにもつながるので、周りの人が気付くことができる情報・知識を身につけて欲しい。(ケアマネジャー

地区社協として今後何をすべきか悩んでいる。サービスは利用していても、家族の介護負担は相当なものであると感じる。周囲から介入のは難しいが、介護者が自ら相談してくれれば関わりやすいと思う。(地区社協

在宅介護者の会を開いている。同じ立場で語り合え、気持ちを共有することができる。経験者同士の会話が励みになるし、互いが相談相手になっている。(市社協

認知症のことを自分達の問題として理解してもらいたい。早期発見が大切なので、普段接している方に「何か違う」と感じてもらいたい。(キャラバンメイト

キャラバンメイトの役割は大きい。活用していただきたい。認知症を当事者以外が理解するよう、子供達や企業人など幅広く啓蒙していく活動が大切。認知症を支える家族のケアも大切。また、介護予防の視点から高齢者の閉じこもりを予防する施策も考えていかなくてはいけない。(市役所

まとめ
まずは来年度に向けて、行政と地域包括支援センターと地域が連携できる取り組みを具体的に進めていくことを確認しました。


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Posted by 笑顔のわ♪老人福祉施設かけがわ苑&ききょう荘 at 16:11│Comments(0)ネットワーク社会資源
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